ヨシムラの日常日記

自分らしく、ゆっくり歩いて行こう

「嫌われる勇気」って本がすごい話①

 

 人間の悩みの8割は「人間関係」だって、知ってます?っていう話をします。

 

 先週、久々に地元の看護師友達とご飯行った時の会話↓ 

 

 私「ねえねえ、『嫌われる勇気』っていう本知ってる?」

 友人A「知ってる知ってる!読んだことあるよ」

 私「本当!? 読んでどうだった?」

 友人A「周りの人間に嫌われろってことでしょ? その勇気さえあれば、なんでも話せる仲になるってことだよね。すげえ勉強になった」

 私「・・・・・・」

 

 

 バカやろーーーー!!!!

 お前読んでねえだろい、

 1%も内容わかってないやーーーーんΣ('◉⌓◉’)

 

 

 これ看護師仲間によく教えてあげる内容です(笑)

 

 「嫌われる勇気」って本当にすごい本なのに、内容を理解して日常生活で実際に活かしてる人って世界で何人いるんだろ?と思ったことです。

 

 

 以前から心理学に興味があって、色んな本読んだりセミナー行ったりわりかし独学で諸々勉強してたんですが・・・

 心理学の三大巨匠と言われるユングフロイトアドラーの3人の中で、私は圧倒的にアドラー心理学がシンプルかつ簡単で、コミュニケーション能力と自己肯定感がぐーっと向上できると思っています( ´∀`)

 

 フロイト・・・?

 ユング・・・?

 アドラー・・・?

 

 誰やねんそれ。

 って、大体の人は思うかと。私も勉強するまでポカンでした。

 すんげえザックリ話すと、この3人は精神科医です。

 

 心のお医者さんと言われる人達です( ・∇・)

 みんなイケおじです。

 

 心理学って、なんか宗教とか洗脳とか怪しいってイメージと結びつける人がまだ結構いるっぽいんですが・・・

 

 心理学は「医学的」「社会的」の2つに分類されます。

 医学的ってのは「うつ」双極性障害」「依存症」だとか、治療が必要な病気を対象にするもの。

 社会的ってのは「社会で生活している健康人」を対象に行われるもの。

 

 社会で働く健康人を対象にし、アドラー心理学を用いて対人関係の悩みを解決するのが、「嫌われる勇気」となります。

 

 もーーーーっと砕いていくと、

 「会社に行きたくない」「恋人や友人関係とうまくいかない」「自分に自信が持てない」「周りと比較されてしんどい」「周りが羨ましい」みたいな悩みでモヤついてる人達の思考を「変えていく」本ってことです。

 

 

 フロイトでもない、ユングでもない。

 アドラーだからこそ現代人に響くので、現代人が変われる心理学をもっと知ってほしいと思います。

 

 

 

 

 私は看護師ですので、まあ例が大体医療現場になってしまうのですが・・・

 本当に色んな人間関係で悩んできました。

 

 

 先輩、後輩、同僚(看護師と一括りにできますが、主任や係長や師長や認定看護師やほかの病棟看護師やら委員会から、色んな看護師と関わります)

 医者や検査技師や薬剤師や介護師やMSWや、ケアマネージャーや、施設の人間やら救急隊員やら、葬儀の人やら、もちろん患者やご家族の方まで・・・・

 

 病院ってだけで本当に色んな人達と関わるわけですはい。

 

 

 色んな人から怒られました。(とくに新人時代はきつかった)

 先輩に仕事が遅いと言われ、医者からこんなこともわからないのかと罵倒され、輸血取りに行っただけなのに検査技師から冷たい態度を取られ、患者さんから採血が下手と言われ、ペットボトル投げつけられたこともあったぜ・・・。

 急変時の対応で発見が遅いと疑われ、何してたんだと質問攻めになったこともあったわけですが。

 歓迎会やら忘年会やら新年会やら準備も新人の仕事だったよな〜と。

 

 まあ、あの時は毎日のように仕事に行きたくなったわけですはい。

 

 よくあんな病院で5年も働いてたよな〜なんて思うのですが。

 心理学を勉強してなかったあの頃でも、私はそこそこコミュニケーションは取れていた方だったかもしれません。

 そうなんです、コミュニケーションは取れていたんですよ。

 言い方を変えると、社会で生き残るために、組織からはみ出さないように、静かにしてました。そこそこ平均的な態度で、そこそこの実力で、輪を乱さないようにしてたわけです。

 まあ、いかに先輩や後輩、他職種、患者や家族に「嫌われないため」にめちゃくちゃ愛想がいい仮面を被っていたと思います。

 だから、そこまで人に嫌われず、周りと良好な関係を築いて仕事をしてました。

 

 え、それでいいじゃん。社会不適合者とかじゃないじゃん。

 コミュニケーション取れてるなら、それで満足じゃないの?

 

 多分、ほとんどの人間はそう感じるかと思います。 

 

 

 ただ、コミュニケーションを取れていても、悩みはあったわけです。

 

 新人ではなく何年目かで知らない処置や、知らない病気の患者を担当することになった時。

 私は素直に「わかりません」と言えない人間でした。

 「教えてください」もなかなか言えなかったんですよ。

 新人の時に、わからないことを素直に伝えたら、「なんでわかんないの」「そんなこともわからないのか」と先輩や医師から怒られたことがありまして、それ以来聞くのが怖くなってしまったことがありました。

 

 「ばかだと思われる」「また怒られる」という感情が優先してしまい、「自分が嫌われるから」と本音が言えなかったわけです。

 

 案外、他の先輩に聞くと優しく教えてくれたりするんですが、その発想になかなかいきつかない。

 

 

 「嫌われたくない」から、毎日気を張っていたわけです。

 

 ちょっとしたミスで、信頼が落ちる。少しでも仕事を怠けたら、だめな人間だと思われる。患者からクレームが来たら、上司に迷惑がかかる、とか。

 

 

 今だからこそ断言できるのは、

 毎日ワクワクしたり、楽しみながら働いてはいませんでした。

 

 確かに、看護師という仕事に誇りは持っています。

 看護師という仕事にやりがいも感じます。

 ただ、当時はどこかで「怖い」「早く逃げたい」「今日も信頼を失わない関わりができるだろうか」と。毎日モヤモヤして働いていました。

 

 

 自分に自信が持てず、言われるがままに動き、言われたことしかできない人間だったわけです。

 

 

 なので、まーーーー自己肯定感が低い人間で、うじうじ蛆虫だったんです_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

 

 では、なぜ

 「嫌われたくない」と人間は思ってしまうのか?

 

 「嫌われる」=「自分の順位が下がる」

 という心理につながります。

 

 面白いんですよ。

 人間って、自分や周りの人間に対して順位を決める生き物なんです。

 「自分」がその人より「上」なのか「下」なのか自分で判断して、コミュニケーションや思考を変えようとしてしまうんです。

 

 これを「序列」と言います。

 

 

 続きは②で!!